借金減額シミュレーターが怪しいという悪い口コミと減額のからくり

借金減額シミュレーターは借金の額や返済状況を入力して、借金が減額できるか無料診断するツールですが、自分で作った借金を減額できるなんて怪しいと疑う人も多いです。

診断の結果は、国が認める借金救済制度である「債務整理」で借金を減額できるかをあらわしていますが、知恵袋やネット上の口コミでは「借金減額は嘘」「ただの釣り広告」など悪い口コミがみられます。

ただし、知恵袋やネット上の悪い口コミを信じすぎると、借金まみれの生活から抜け出せず、貸金業者から督促や遅延損害金の請求をされます。最悪の場合は、財産を差し押さえられるリスクがあります。

借金減額シミュレーターは借金問題を解決するきっかけになるので、どのような仕組みになっていて、利用すると何ができるのか、どのようなデメリットやメリットがあるのかをしっかりと知るべきです。

無料で減額診断ができる借金減額シミュレーターとは

減額診断ができる借金減額シミュレーターとは、貸金業者に払いすぎた利息である過払い金や、借金を減らす手続きである債務整理をして、どのくらい借金を減らすことができるか無料診断するツールです。

過払い金請求と債務整理は、自力での借金返済がきつい人が借金問題を解決することができる救済制度であり、法律で定められている正当な手続きです。

借金を減額する仕組み		内容
過払い金請求		貸金業者に払いすぎていた利息のことで、過払い金請求して取り戻すことで、借金の返済にあてられます。
債務整理	任意整理	利息をカットして、元金のみを3年～5年で返済すれば良くなる手続きです。
	個人再生	元金を含む借金を最大90%カットすることができる手続きです。
	自己破産	返済できるだけの収入がない人が、借金をゼロにすることができる手続きです。

借金減額シミュレーターは過払い金請求や債務整理で借金を減額できるかどうかを診断するのであって、嘘や罠ではなく、怪しいツールでもありません。

借金減額シミュレーターを利用しても必ず手続きをしなければいけないわけではないので、診断しただけで信用情報機関に事故情報が登録される(ブラックリストに載る)こともありません。

Yahoo!知恵袋やネット上の悪い口コミだけで怪しいと決めつけるのは、借金問題を解決するきっかけを自分で捨てることになるのでもったいないです。

借金減額シミュレーターに入力すること

借金減額シミュレーターに入力することは、大きくわけて以下の2つの項目のみです。

• 名前・メールアドレス・電話番号といった個人情報
• 借り入れ額・借り入れ件数・借り入れ年数といった借金の状況

インターネット上で個人情報を入力するのは抵抗があるという人でも、弁護士・司法書士事務所が運営する借金減額シミュレーターの多くが、名前をふせて匿名とくめいで診断できるので安心です。

借金減額シミュレーターを利用しただけでブラックリストに載ることもなければ、弁護士・司法書士に直接相談することがハードル高く感じる人でも、24時間365日いつでもスマホや携帯から気軽に利用することができます。

いつまでも返済に追われる借金を減らすきっかけをつかめるので、生活を立て直したいと思っている人は借金がいくら減額できるかチェックしてみるべきです。

借金減額シミュレーターの仕組みやからくり

借金減額シミュレーターは無料で利用できますが、「何かからくりがあるのではないか」、「個人情報を入力するなんて罠ではないか」と考えるのも当然です。

借金は神経質な悩みなので、人に話すことがむずかしい問題です。また、国が認める借金救済制度である過払い金請求や債務整理といった手続きを知らない人、弁護士・司法書士に相談することにハードルを高く感じる人も多いです。

借金減額シミュレーターには、借金で悩む人が過払い金請求や債務整理の相談のハードルを下げる目的があります。

払いすぎた利息を取り戻す過払い金請求

過払い金とは、消費者金融やクレジットカード会社といった貸金業者に払い過ぎていた利息のことです。

すべての貸金業者は、2010年6月17日まで利息制限法の上限金利20%、出資法の上限金利29.2%のどちらかを守ればいいと、貸金業法によって定められていました。

2010年6月18日に貸金業法と出資法が法改正されたことで、利息制限法の上限金利である20%を守らなければならなくなり、法改正より前の借金については、払いすぎた利息(過払い金)として取り戻せると決められました。

そのため、2010年6月17日より前から借金については、過払い金が発生する可能性があります。

借金を減らしたりゼロにしたりできる債務整理

債務整理とは、債務を減額したりゼロにできる3つの手続きの総称で、借金問題を解決する手段です。

債務整理には、利息をカットして借金を減らす任意整理、借金を最大90%カットする個人再生、借金をゼロにできる自己破産があります。

利息をカットして借金を減らす任意整理

任意整理とは、貸金業者と直接交渉をおこない、これから払うべき利息をカットして毎月の返済額を減らす手続きです。

裁判所を通さずに、対象とする貸金業者を選らんで手続きすることができます。

任意整理をすると、これから払うべき利息や延滞をしたときに発生した遅延損害金をなくすことができるので、借りた元本のみを返済することになります。

借金を最大90%カットする個人再生

個人再生は、定期的な収入のある人が、借金を最大90%カットして住宅も残すことができる手続きです。

個人再生をすると自宅以外のローンが残っている財産は売却されてしまいますが、減らした借金を返済するための再生計画案が裁判所を通して認めるられると、最大90%の借金がカットされます。

借金をゼロにできる自己破産

自己破産は、借金が返済できないことが裁判所に認められれば、借金をゼロにできる手続きです。

自己破産はすべての借金を手続きの対象とするので、高価な財産や資産は貸金業者に回収されて失うことになりますが、いま返済中の借金をゼロにして生活を立て直すことができます。

借金減額シミュレーターのデメリットとメリット

借金減額シミュレーターには、以下のようなデメリットとメリットがあります。

借金減額シミュレーターのデメリット

診断の結果と実際の成果がちがうことがある

借金減額シミュレーターの診断結果は、必ずその通りに減額できることを確約するものではなく、あくまでも目安です。

過払い金請求や債務整理をするには、いつ、どの貸金業者から、どのくらいの金利で、いくら借金をしたかといった、取引の詳細が書かれている「取引履歴」を貸金業者から取り寄せる必要があります。

また、毎月の収支バランスを聞いて、どの債務整理をすれば借金問題を解決できるのかを判断します。

借金減額シミュレーターは、借り入れ額・借り入れ件数・借り入れ年数といったおおまかな借金の状況から判断しているのであって、返済意思や生活状況を計算には入れていません。

そのため、借金減額シミュレーターの診断結果は目安であって実際の成果とちがうことがあるので、結果を参考にして、弁護士・司法書士としっかり相談することが大切です。

診断後に弁護士・司法書士事務所から電話やメールがくる

借金減額シミュレーターでは、名前やメールアドレス、電話番号を入力する必要があります。診断のときに入力した個人情報から、くわしい診断結果を知らせるために、弁護士・司法書士事務所から電話やメールで連絡がきます。

診断後に弁護士・司法書士事務所から電話やメールで連絡がくるのは、借金の状況や毎月の収支バランス、返済意思を聞いて、借金問題を解決するためのサポートをするためです。

借金を減額できるか知りたかっただけのはずが、「何回も電話がかかってきてしつこい」という口コミも聞かれますが、弁護士・司法書士事務所は、借金問題の解決をサポートするためにくわしい状況をヒアリングしたいだけなので、必要がない場合は電話に出て断れば問題ありません。

職場や家族といる時間をさけて電話やメールをしてほしい人は、連絡可能な時間を記入しておけばその時間にあわせて連絡をしてくれるので、しっかりと話を聞いてもらうことができます。

個人情報の悪用や手数料を請求されることがある

借金減額シミュレーターの多くは、弁護士・司法書士事務所が運営していますが、個人が運営するものや悪質な違法業者が運営するものもあります。

悪質な違法業者が運営する借金減額シミュレーターを利用すると、個人情報が悪用されることや、手数料を請求されることがあります。個人や悪質な違法業者が運用する怪しい借金減額シミュレーターを絶対に利用てはいけません。

悪質な違法業者が運営する借金減額シミュレーターに引っかからないように、以下のようなポイントに注意してください。

• 運営元の事務所は実在しているか
• 名前・メールアドレス・電話番号以外に個人情報の入力がないか
• 無料診断と書かれているか

信用できる弁護士・司法書士事務所が運営する借金減額シミュレーターで、住所や勤務先を入力を必要とするものはなく、手数料を取ることもありません。

借金減額シミュレーターそのものが悪いわけではありませんが、怪しいものがあるのは事実なので、Youtubeやインスタグラム、ウェブサイトの広告をクリックしたときに、運営元を必ず確認すべきです。

借金減額シミュレーターのメリット

24時間365日いつでも利用できる

借金減額シミュレーターは、ネット上で24時間365日いつでも利用できます。

パソコン・スマホ・タブレットといった端末からも利用できるので、借金がいくら減らせるか気になったときにいつでも調べられます。また、家族や会社に借金のことが知られたくない人でも、まわりに人がいないタイミングで利用することができるメリットがあります。

かんたんな情報を入力するだけで減額シミュレーションができる

借金減額シミュレーターに入力する項目は、大きくわけてたった2つの項目のみです。

• 名前・メールアドレス・電話番号といった個人情報
• 借り入れ額・借り入れ件数・借り入れ年数といった借金の状況

むずかしい操作は一切なく、誰でもかんたんに借金減額のシミュレーションができます。

診断しただけではブラックリストに載らない

借金減額シミュレーターを利用するとブラックリストに載るのではないかと心配する人も多いですが、診断しただけではブラックリストに載りません。

債務整理をするとブラックリストに載りますが、借金減額シミュレーターを利用しても債務整理の手続きが進むわけではなくブラックリストに載るというのは勘違いなので、安心して利用することができます。

診断の結果をもとにして弁護士・司法書士に相談しやすい

借金減額シミュレーターは、借金が本当に減らせるのか不安な人、弁護士・司法書士に相談することにハードルを高く感じる人でも、気軽に利用することができます。

過払い金請求や債務整理をして借金がいくら減額できるか、無料診断をして事前に目安を知ることができるので、その後の手続きを弁護士・司法書士にも相談しやすいです。

信じすぎてはいけない借金減額シミュレーターの口コミ

借金減額シミュレーターが怪しいという悪い口コミや、Yahoo!知恵袋の質問・回答も多くみられますが、これらの情報を信じすぎてはいけません。

借金減額シミュレーターの口コミやYahoo!知恵袋を信じすぎると、借金問題を解決するきっかけを失って、借金に追われる生活から抜け出せなくなるリスクがあります。

ネット上や2ch(5ch)の口コミやYahoo!知恵袋は参考にしても良いですが、以下のような理由で信じすぎてはいけません。

口コミはあくまでも個人の感想

借金減額シミュレーターにかかわらず、何かのサービスを利用するときに口コミを参考にすることも多いですが、口コミはあくまでも個人の感想です。

YoutubeやインスタグラムといったSNSでや、ウェブサイトを見ているときに借金減額診断の広告が出てきて「うざい」と感じる人もいれば、「借金を減らせるのかな」と気になる人もいます。

また、減額診断後には弁護士・司法書士事務所から電話やメールがきますが、その対応に不満を持つ人もいれば、納得して過払い金請求や債務整理をする人もいます。

悪質な違法業者が運営する借金減額シミュレーターでなければリスクはありません。口コミや知恵袋を信用じすぎると、借金問題の解決できるチャンスを手放すことになるので、まずは実際に利用してみるべきです。

Yahoo!知恵袋の回答は減額シミュレーターを実際に利用していない人

Yahoo!知恵袋は、不特定多数の人に質問をして回答を得ることができるサービスですが、知恵袋の回答者は借金問題の専門家ではありません。

また、回答している人のほとんどが借金減額シミュレーターを実際に利用していない人で、本当に利用した体験談による回答ではなく、うわさで聞いた話や憶測の回答がみられます。減額シミュレーターをやってみた人ではないので、名前だけでなくIDが非公開となっていることがほとんどです。

Yahoo!知恵袋は多くの人が利用しているサービスですが、質問者と回答者ともに匿名です。回答を信じすぎずに自分で借金減額シミュレーターを実際に利用して、弁護士・司法書士事務所と話をしてみて、その後の手続きを進めるか判断すべきです。

借金減額診断の口コミを信じすぎてはいけない理由について、くわしくは「借金減額診断の知恵袋の口コミと回答を信じるとヤバいリスク」をご確認ください。

借金減額シミュレーターを利用する流れ

借金減額シミュレーターは、貸金業者に払いすぎた利息である過払い金や、借金を減らす手続きである債務整理をして、どのくらい借金を減らすことができるかを診断します。

過払い金や債務整理は、借金減額シミュレーターを利用しただけでは正確な判断ができないので、利用してからその後の手続きまでには、以下のような流れがあります。

借金減額シミュレーターが怪しいかについてよくある質問

借金減額シミュレーターは本当に信頼できるのか？

弁護士・司法書士事務所が運営する借金減額シミュレーターは信頼ができます。ただし、診断結果は入力内容をもとにした目安であって、必ずしもその結果を保証するものではありません。借金減額シミュレーターの信頼性について、くわしくは「無料で減額診断ができる借金減額シミュレーターとは」をご確認ください。

借金減額シミュレーターを利用すると個人情報が漏れる可能性はあるのか？

借金減額シミュレーターを利用して個人情報が洩れることはありません。ただし、弁護士・司法書士事務所ではない、個人や悪質な違法業者が運営する借金減額シミュレーターを利用すると、個人情報が悪用されるリスクがあります。住所や勤務先を入力させるようなものには注意が必要です。

くわしくは「借金減額シミュレーターのデメリットとメリット」をご確認ください。

借金減額シミュレーターを利用するにはどのような情報が必要なのか？

借金減額シミュレーターを利用するには、借り入れ額・借り入れ件数・借り入れ年数といった借金の状況を入寮くする必要があります。また、名前・メールアドレス・電話番号の入力が必要ですが、名前は実名でなくても良いことがほとんどです。住所や勤務先、銀行口座番号などは入力しません。

くわしくは「借金減額シミュレーターに入力すること」をご確認ください。