過払い金を早く欲しい人が最速で取り戻す方法とかかる期間

過払い金を早く欲しい人にとって、過払い金請求をしてからどのくらいで過払い金が返ってくるのか、気になるところです。

過払い金は、貸金業者と交渉をして和解・合意することで取り戻すことができるので、交渉をスムーズに進めることで早く取り戻すことができます。一方で、貸金業者の対応や経営状況によっては、過払い金を取り戻すことが遅くなるだけでなく、1円も取り戻せなくなる可能性があります。

また、過払い金には時効があるので、過払い金の時効がせまっている人は1日でも早く手続きを進めなければなりません。過払い金を1日でも早く、1円でも多く取り戻したければ、いますぐ過払い金請求に強い弁護士・司法書士に依頼すべきです。

過払い金を最速で取り戻す方法

弁護士・司法書士に過払い金請求を依頼する

過払い金請求は、貸金業者と交渉して和解・合意することで、過去に払いすぎた利息(過払い金)を取り戻すことができる手続きです。

貸金業者との交渉は自分でおこなうこともできますが、過払い金を早く欲しい人は弁護士・司法書士といった専門家に依頼して過払い金請求すべきです。

過払い金請求をするためには、いつ、いくら借りたかなど取引の詳細が記録されている「取引履歴」を貸金業者から取り寄せ、取引履歴をもとにして利息を再計算する「引き直し計算」をします。

この取引履歴の取り寄せから引き直し計算をするまで、自分でおこなうよりも弁護士・司法書士に依頼したほうが早く進みます。また、その後の貸金業者との交渉も弁護士・司法書士に任せたほうがスムーズに進みます。

自分で過払い金請求をすると、過払い金を取り戻すまでに6か月～1年以上がかかりますが、弁護士・司法書士に依頼すれば3か月～6か月程度で手続きを終えることができます。

さらに、弁護士・司法書士に過払い金請求を依頼すれば、貸金業者との交渉も有利に進めて多くの過払い金を取り戻せます。過払い金を早く欲しい人は、いますぐ弁護士・司法書士に過払い金請求を依頼すべきです。

貸金業者と任意交渉で和解する

過払い金請求には、貸金業者と任意交渉(話し合い)する方法と、裁判所を通す方法があります。

過払い金を早く欲しい人は、貸金業者と任意交渉で和解する方法を選ぶべきです。

過払い金は発生した額すべてを取り戻せるわけではなく、発生している過払い金のうちいくら返金するかを貸金業者と話し合って決めます。発生している過払い金に対して実際に取り戻せる割合を「返還率」と呼びますが、返還率は貸金業者によってちがいます。

貸金業者によっては過払い金の返還率が80%程度のこともあれば、40%程度のこともありますが、裁判をすることで100%近い額を取り戻せる可能性があります。ただし、裁判をすると弁護士・司法書士に依頼しても6か月～1年程度の時間がかかります。

弁護士・司法書士に過払い金請求を依頼して、貸金業者と任意交渉で和解すれば3か月～6か月で手続きを終えることができます。過払い金の返還率は、依頼をする弁護士・司法書士が過払い金請求を得意としているかどうかや、交渉をする貸金業者によりますが、1日でも早く取り戻したい人は任意交渉すべきです。

過払い金が手元に戻るまでの期間と流れ

過払い金請求の手続きにかかる期間は、貸金業者と話し合って解決する任意交渉で3か月～6か月程度、裁判になると6か月～1年程度かかります。

貸金業者と和解する、あるいは裁判で判決が出る、どちらの場合でも手続きが完了してから2か月～6か月後に過払い金が振り込まれます。

過払い金請求を最速で取り戻すことができる、任意交渉での手続きの流れは以下の通りです。

1日でも早く過払い金を取り戻すためのポイント

貸金業者の対応と経営状況

過払い金請求は貸金業者と交渉をすることで、払いすぎていた利息(過払い金)を取り戻す手続きなので、貸金業者の対応や経営状況によって大きく左右されます。

貸金業者はできれば過払い金を払いたくないので、過払い金請求の手続きをできるかぎり遅くしようとしてきます。また、貸金業者の経営状況が悪く、倒産をしてしまうと過払い金を取り戻せなくなってしまいます。

貸金業者の対応速度

過払い金請求は、弁護士・司法書士と貸金業者で条件を出し合い、話し合いをして合意することで、いつ、いくら過払い金を支払うかを決定します。

貸金業者側でも検討を進めるので、貸金業者の対応速度が遅いとそのぶん過払い金を取り戻すまでに時間がかかってしまいます。

過払い金を早く取り戻したい人は、貸金業者との話し合いをスムーズにするためにも、過払い金請求に強く貸金業者との交渉に慣れている弁護士・司法書士に依頼すべきです。

貸金業者の経営状態の悪化

貸金業者が倒産をすると過払い金の請求先がなくなってしまうので、過払い金請求できず過払い金が取り戻せなくなります。

もし、倒産した貸金業者が、別の会社に借金を請求する権利を引き渡す「債権譲渡」をしていれば、譲渡された貸金業者に対して過払金請求することで過払い金を取り戻すことができますが、取り戻せる額は減ります。

大手の貸金業者でも、突然倒産する可能性がゼロではありません。

1日でも早く、1円でも多く過払い金を取り戻すためには、貸金業者が倒産しないうちに過払い金請求すべきです。

過払い金請求を依頼する事務所

過払い金を1日でも早く欲しいのであれば、弁護士・司法書士事務所に過払い金請求を依頼すべきです。

ただし、すべての弁護士・司法書士が過払い金請求を得意としているわけではありません。刑事事件を得意としている弁護士、不動産登記や遺産相続を得意としている司法書士など、それぞれ得意としている分野がちがいます。

過払い金請求を得意としている弁護士・司法書士事務所に依頼をしないと、貸金業者との交渉が思ったように進まず取り戻すまでに時間がかかってしまうことや、取り戻せる過払い金の額が少なくなってしまいます。

過払い金を1日でも早く欲しい人は、過払い金請求を得意としている弁護士・司法書士にいますぐ依頼すべきです。

過払い金を早く欲しい人によくある質問

過払い金は何日後に入金されるか？

過払い金がいつ振り込まれるかは貸金業者によってちがい、和解・合意してから2か月～6か月後に振り込まれます。過払い金請求を弁護士・司法書士に依頼してから、貸金業者と和解・合意までにかかる期間は、話し合いによる交渉か、裁判かによってちがいます。

くわしくは「過払い金が手元に戻るまでの期間と流れ」をご確認ください。

過払い金が早く返金されるには？

過払い金が早く返金されるには、以下2つの点があります。

• 過払い金請求に強い弁護士・司法書士に依頼する
• 貸金業者と任意交渉で和解する

くわしくは「過払い金を最速で取り戻す方法」をご確認ください。